ニューヨークの美術館にタダで入る:アメリカでプチ節約
美術館に月1回、もしくは週一回はある無料時間帯に入るのはもはや当たり前。とはいえ、人気の展覧会期中の美術館はデパートのバーゲン並みに混んでます。タダだから、遊びにきただけという、やる気のない客がウロウロしているのも難です。
絶対買うべきMOMA年間メンバー
近代美術館、MOMAのメンバー代85ドルはお得です。25ドルを毎回払って全コレクションを見回りきるのは疲れます。土曜の朝にでもフラッとはいって、展示室をひとつふたつだけ見て、お茶して帰るのがいいです。メンバーになると9時半から入れたり、一般公開前に特別展が見られます。隣接してるシアターで映画を見るのもタダ。帰りにワンブロック南のソバニッポンに立ち寄るのもささやかな贅沢デス。
逆に金曜5時から8時まで無料時間帯は近寄りません。観光客でデパート並みです。生ライブ演奏なんてしちゃってるときもあるのでパーティ気分になりたいならいいけど、鑑賞する気にはならない。
ルビン美術館は避けよう
タダの時間帯に行かないほうがいいベストワンなら、金曜夕方のチベット美術のルビン美術館でしょう。1階のお洒落なラウンジの酔客の声はうるさく響き、ストイックなチベット仏教の空気が穢れるかんじするけど、欧米人にはどうでもよさそう。仏像を目にするだけで、敬意が生まれるよう育った日本人仏教徒にはちょっと違和感感じる時間帯ですね。でも、コレクションは必見です。保存状態のいい仏像がズラリとそそってます。首なし、頭だけとかいう悪趣味な仏像は置いてないところは素晴らしいですよ。
ニューミュージアムは絶対タダで入ろう
木曜7時から無料のニューミュージアムは、まだマシです。そもそも狭いし、ヘンな現代美術並んでるんで15ドル払う価値が見出せない。これは無料時間で十分です。神経集中して鑑賞するようなアート作品じゃないし、気楽に楽しむ感じで過ごすのが現代アートなんでしょう。エレベーター待ちは覚悟しましょう。でも、リピーターの私は階段使ってます。
MAD MUSEUMも必見
工芸美術館、MAD MUSEUMは木曜&金曜7時(ウェブサイトで最新情報を見て下さいね。)から、任意の寄付制となります。小さいながらも必見です。コレクションの職人技にうならされます。私は土日にフラリと入りたいのでメンバーになりました。
無料開放時間以外にタダで行く方法
よくある方法は以下のとおり
- 勤め先が大口寄付金していたりの関係で、従業員はタダという特典を持ってる場合
- 学生は無料だったりする(SVAなどのリッチな私立スクールに限るようです)
- 年間メンバーに入る
もうひとつ、知られてない方法が、、、
それは美術館無料優待がついているクレジットカードを持ってること。
私が知る限り、それはバンク・オブ・アメリカのトラベルカード!Museum On Usという特典で、毎月最初の週の土日に一人分だけ無料です。マンハッタン内だと9館に適用されますね。$20がもったいなくて滅多に行かないグッゲンハイムとホイットニー美術館に入れるのはお得です。ミッドタウンど真ん中にある写真美術館も入れるので、トイレ休憩したいときにいいかも。向かい側にある激混みのスタバとちがって、ICP地下のカフェはのんびりできます。
お勧め!バンク・オブ・アメリカのカードはトラベル・リワードVISAカード
Museum On Usのことを知って速攻でゲットしたバンク・オブ・アメリカのカードはトラベル・リワードVISAカードというやつ。なかなか使えます。海外での利用手数料(foreign transaction fee)がかからないという貴重なカード。美術館に毎月2回くらいいったら30~40ドル、年間400ドル節約できますね。
バンク・オブ・アメリカのカードのMuseum On Usで入れる美術館リスト(2014年)
- Brooklyn Children’s Museum
- El Museo del Barrio
- New-York Historical Society
- Solomon R. Guggenheim Museum
- Staten Island Children’s Museum
- Queens Museum of Art
- The Metropolitan Museum of Art
- The Museum of Modern Art
- Whitney Museum of American Art